今おひとりさま、将来おひとりにさまになるかもしれないあなたに贈る、安心と幸せの処方箋
バツ2のおひとりさまである著者は、11年にわたって、「成年後見人」を務めてきました。
おひとりさまの老後には、さまざまな困難が押し寄せます。それらをご本人とともに解決し、サポートするのが「成年後見人」です。
本書には、これまでに60人以上の「成年後見人」になり、お世話をしてきた著者の実体験が率直かつユーモラスにつづられています。
自宅で穏やかに往生を遂げた方もいれば、病院で亡くなった方もいました。
それでも彼らの傍らには「成年後見人」が付いており、決して、ひとりではありませんでした。
将来、自分も成年後見人を頼むことになると考えている著者は、
「成年後見制度は、誰にとっても自分自身の問題であり、すべての人にとってのセーフティーネットになる」と語ります。
超高齢社会の日本を救う、渾身の一冊です。
成年後見制度は、誰にとっても自分自身の問題
【本書の主な内容】
- 成年後見制度とは?
- 高齢になって、どこに住むか
- 孤独・入院・死後の始末
- 前もって準備しておくのが「任意後見制度」
- 後見人として出会った方々、学んだあれこれ
- 成年後見人を誰にたのむか
- 「成年後見人制度」のこれから
読者様限定プレゼント
『10分でわかる成年後見の世界』(解説動画)
1.成年後見はなぜ必要なの?
2.成年後見制度の概略
3.成年後見人の仕事とこれからの展望
〜「まえがき」より抜粋〜
私は「おひとりさま」で、「成年後見人」をしております。
しかしながら、今の世の中、「おひとりさま」は、私だけの話じゃない。
ちまたは、おひとりさまであふれかえっている。
ひとりで暮らすお年寄りは言うに及ばず、結婚しない、できない男女が、特に都会にはひしめきあっているのだ。
本書では、11年にわたる成年後見人としての経験から、おひとりさまの老後に対して、いくつかの処方箋を提示した。
現実は決して楽ではないけれど、現実をしっかり見据えて対処すれば、最悪の状況は避けることができるのだ。
人間、息を引き取るまで、好むと好まざるとにかかわらず、いろいろな事柄が心を悩ませる。まさしく苦の連続とも言える。
しかしながら、こうなってしまった現実を嘆いてばかりいても仕方ない。
正面から捉えて対応することで、少しは、心を軽くすることができるのだ。
平成12年から創設された「成年後見制度」、特に「任意後見制度」を賢く活用することによって、うまく乗り切ることもできるのだ。
そして、これは、私にとっても決して他人事ではなく、正真正銘、由緒正しきおひとりさまである私が、
少しでも心穏やかに最後まで生き抜くための方策でもあるのだ。
推薦のことば
私は介護保険がスタートした平成12年から、ケアマネジャー1期生として、現場で10年ほど、利用者と向き合ってきました。
超高齢化社会の日本で、ますますお年寄りが「無縁社会」化していくなか、
この本は「成年後見人制度」こそがセーフティーネットとして、もっと注目されるべきであると訴えています。
著者の榊原先生が現場で11年間、約60ケース以上の成年後見人として、
実際、関わり実践してこられた貴重な体験、経験が本書の随所にちりばめられています。
成年後見人制度の関連書は堅いものが多いなか、この本はとても具体的で、
また榊原先生の率直で飾り気のない人柄がにじみ出ているさまざまなエピソードも大いに参考になります。
私が榊原先生と連携したケースも、どこまでも利用者本人の思いに寄り添い、
自立支援に向け、心を砕いて向き合われた榊原先生の姿でした。
認知症のAさんとの関わりで、「最後まで自宅で暮らしたい」とのAさんの思いに寄り添い、実践できたことは、
とても思いで深く印象に残っています。
榊原先生のようなハートのある成年後見人の方が増え、介護の現場との連携がもっと強固になれば
日本も無縁ではなく「絆社会」になるのではと希望を感じます。
昨年3月、日本が東北大震災を経験して以来、あらためて人と人とのつながりが求めれています。
とくに高齢のおひとりさまの方々にとって、この「成年後見人制度」を上手に利用して、
安心と安全な老後を手に入れていただききたい、そのためには元気な今から準備が必要と思います。
この本が多くの方々に愛読され、また、成年後見人制度がより認知されますよう願ってやみません。
(ケアマネジャー 小松さま)
